2023.03.29
古いお風呂場(浴槽)のリフォーム費用は?価格相場や補助金・助成金、リフォーム時の注意点を解説!
お風呂は毎日の疲れを癒やす場所でもありますので、「古いお風呂場を快適な空間にリフォームしたい!」とお考えの方も多いのではないのでしょうか?
本記事では、古いお風呂場をリフォームする際のリフォーム費用から、補助金・助成金制度の利用について、さらにはお風呂場リフォーム時に気をつけるべきポイントまで詳しくご紹介します!
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関連記事:『風呂場のシロアリ被害を予防!脱衣・浴室におけるリフォーム上の注意点は?』
目次
古いお風呂場(浴槽・浴室)のリフォーム費用はどれくらい?
古い風呂場リフォームにかかる費用は、そのリフォームの内容によって大きく変わりますが、具体的な例として、以下の3つのパターンをご紹介します。
浴槽のみの交換:約30万円~
浴槽のみの交換の場合、主に新しい浴槽の購入費用や浴槽の取り付け費用、古い浴槽の撤去費用が必要となり、これらの費用が合わさって、約30万円程度かかることが一般的でしょう。
他にも浴槽の種類によっては、追い焚き機能や保温機能が付いているものもあり、これらの機能を追加する場合には、それに伴う費用が発生します。
また水栓や排水設備をつなぐ配管調整が必要となる場合もあったり、高機能な浴槽やデザイン性の高いものを選ぶと、費用はさらに上がることがあることも覚えておきましょう。
浴室全体のリフォーム:約100万円~
浴室全体のリフォームの場合、先に紹介したような「浴槽だけ」でなく、壁や床、天井の材料交換や防水処理、設備の入れ替えや配管工事なども必要となるため、費用としては約100万円程度となります。
もちろん浴室全体のリフォームの場合は、防水処理や排水設備の更新なども欠かせませんし、シャワーヘッドや水栓金具の交換なども必要となることが多いため、これらの作業が合わさることで、約100万円程度となるわけです。
浴室(浴槽も含む)+脱衣所のリフォーム:約150万円~
せっかく浴室を工事するならば、あわせて脱衣所まで新しくしたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
浴室と脱衣所の両方をリフォームする場合、さらに広範囲の工事が必要となるため、費用としては約150万円程度と見積るのが妥当でしょう。
脱衣所のリフォームでは、主に脱衣所の床や壁の材料交換、収納スペースの設計や設置、照明や換気設備の更新などがあり、それぞれの特性やデザイン性に応じて、多少費用感が前後することもあるので、脱衣所までまとめてリフォームをお考えの方は、事前にザックリとした施工イメージをつくり、施工前に見積りをしっかりと確認すると良いでしょう。
浴室とあわせて、洗面所のリフォームもあわせてお考えの方は、ぜひ下記記事もあわせてご覧ください!
関連記事:『補助金は使える?洗面所リフォームの費用相場から依頼時の注意点まで解説!』
お風呂場リフォームにも補助金は使えるの?
お風呂場のリフォームは、国や自治体の補助金が利用できる場合があるので、あわせて確認しておきましょう。ここからは、
- 地方自治体におけるリフォーム補助金
- 介護を目的としたリフォーム補助金
上記2項目について、それぞれ詳しく解説していきます!
地方自治体におけるリフォーム補助金
優れた性能の住宅や、子育てしやすい住宅、省エネを目的とした整備を導入する際には、国や各地方自治体から補助金が受け取れる可能性があります。特にシロアリ被害をキッカケにリフォームを行われる方ですと、「省エネ(節水など)を目的としたリフォーム」という面から補助金が支給されるケースが多いでしょう。
補助金が受け取れるかについては、依頼するリフォーム業者に確認するようにしましょう。
介護を目的としたリフォーム補助金
「高齢者住宅改修費用助成制度」という制度を利用して、介護を目的としたお風呂場へのリフォーム(バリアフリー)工事を行う場合、補助金の対象となるケースがあります。
高齢者住宅改修費用助成制度の対象となる工事は、以下の6つとされています。
- 手すりの取付け
- 段差の解消
- 滑りの防止及び移動の円滑化等のための床又は通路面の材料の変更
- 引き戸等への扉の取替え
- 洋式便器等への便器の取替え
- その他前各号の住宅改修に付帯して必要となる住宅改修
このうちお風呂場のリフォームと深く関係があるのは、「手すりの取付け」や「段差の解消」、「引き戸等への扉の取替え」といった部分となるでしょう。
岐阜県(岐阜市)における住宅リフォーム補助金・助成金について詳しく知りたい方は、ぜひ下記記事もあわせてご覧ください!
関連記事:『【岐阜市】住宅リフォームで使える補助金・助成金制度について詳しく解説!』
浴室・浴槽リフォームを依頼する際の注意点とは?
風呂場のリフォームを依頼する際には、以下の5つのポイントに注意してください。
これらを押さえることで、リフォームがスムーズに進み、施工後の満足度にもつながるでしょう。
複数のリフォーム会社から見積りを取る
最適なリフォーム会社を見つけるためにも、見積りは複数業者から取得するようにしましょう。
見積りの複数取得は、価格の判断だけでなく、施工期間やアフターサービス、口コミや評判も比較検討できるため、施工の妥当性を知ることができるのです。
リフォーム会社の専門性や過去の施工実績もチェックし、自分の要望に合った業者を選ぶようにしましょう。
リフォーム内容を明確にする
リフォームの目的や希望する機能、デザインなどを事前に明確にしておくことも大切です。具体的なイメージを持ってリフォーム会社と打ち合わせることで、理想のお風呂場を実現できますし、予算や工事期間の制約も考慮し、リフォーム会社と共に最適なプランを練ることが可能になります。
細かな要望や希望を伝えられたり、後々の手直しを防ぐためにも、リフォーム内容やザックリとしたデザインプランを持っておくようにしましょう。
工事中の生活についても考慮しておく
お風呂場リフォーム中は、数日から数週間の間お風呂が使えなくなることを念頭に置いておきましょう。
例えば、施工中は近隣の銭湯や親戚の家を利用することや、代替えとなるシャワールームの設置など、「施工中の入浴をどうするか?」についてもリフォーム会社と相談しておくようにしましょう。
また、工事期間中の騒音や振動による近隣への影響も考慮し、適切な配慮を行いながら工事を進めることが大切です。事前に近隣住民に挨拶をしておくことも、後々からのトラブル回避に役立ちますね。
保証やアフターサービスについて確認する
リフォーム後にトラブルが発生した場合に備えて、保証期間やアフターサービスについてリフォーム会社と確認しましょう。
施工による水まわりの停止は、私生活においても大きな影響が出てしまうため、万が一のトラブルが発生した際にも安心して対応してもらえるかを確認しておくことが大切です。
アフターサービスには「定期点検・メンテナンス」「故障時の修理対応」などが含まれることが理想的ですね。リフォーム会社とのコミュニケーションを大切にし、長期間にわたるサポート体制を確認しておくようにしましょう。
お風呂場リフォームでよくある質問
Q: お風呂場リフォームでどのような種類の浴槽がありますか?
浴槽には、素材やデザイン、機能が異なるものが多くあります。一般的には、アクリル、FRP(繊維強化プラスチック)、ステンレス、人工大理石、天然石などの素材が使われています。また、機能面では、ジェットバスやリラクゼーションバスなどがあります。
Q: お風呂場リフォームで人気の機能は何ですか?
A近年のお風呂場リフォームでは、自動追い焚き機能や節水機能、浴室暖房乾燥機、滑りにくい床材、バリアフリー対応の設備などが人気です。
Q: お風呂場リフォームの際、壁や床材におすすめのものは何ですか?
壁材には、防カビ性や防水性が高く、メンテナンスがしやすいタイルやFRPパネルがおすすめです。床材には、滑りにくく、裸足で歩いても冷たく感じない素材が好まれます。クッションフロアやウレタンコートされた床材などが適しています。
Q: お風呂場リフォームで節水効果が期待できる設備は何ですか?
節水効果が期待できる設備として、節水型シャワーヘッドや節水型の蛇口、エコキュート(高効率給湯システム)などがあります。また、リサイクルバスシステムを導入することで、お風呂のお湯を再利用して節水することもできます。
Q: お風呂場リフォームの際に、リフォーム業者に確認しておくべきポイントは何ですか?
リフォーム業者に確認しておくべきポイントは、以下の通りです。
- 見積もり内容(費用、工事期間、保証内容など)
- 実績や評判(口コミや紹介など)
- アフターサービスの内容(メンテナンスやトラブル対応など)
- 提案力(ご自宅の状況やニーズに合ったリフォームプランの提案)
- クレーム対応やトラブル時の対応力
お風呂場(浴槽・浴室)のリフォームで、快適なバスタイムを実現
古い風呂場のリフォームは、快適なバスタイムを実現し、日々の疲れをより一層癒やすことにもつながるでしょう。
本記事でもご紹介した通り、お風呂場のリフォームは費用やリフォーム会社の選定、依頼時の注意点など、さまざまな要素を丁寧に検討することが大切です。
自分自身のニーズや予算に見合った最適なリフォームプランを策定するために、適切な計画立案や情報収集を行いましょう。
古いお風呂場のリフォームをご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。
「水回りをまとめてリフォームしたい!」という方は、ぜひ下記記事もあわせてご覧ください!