2023.04.11
古民家のキッチンリフォームにかかる費用は?価格相場・工事期間について解説!
目次
古民家のキッチンリフォームにかかる費用は?
古民家のキッチンリフォーム費用は、リフォーム規模や選択する設備などによって大きく変動しますが、一般的には、100万円から500万円程度となるケースがほとんどです。
具体的な相場感としては、お住まいの市町村によってもやや異なりますが、弊社が本社を置く岐阜県(岐阜市)ですと、150万円〜300万円程度が平均的な相場でしょう。
また中でも以下の3つの要素は、キッチンリフォームを行うにあたって、最終的な費用を大きく左右する要素のため、現在古民家にお住まいでキッチンリノベーションを検討している場合には、これらを踏まえて見積りを依頼するようにしましょう!
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関連記事:『水回り3点セットをリフォーム!費用相場や価格を抑えるポイントを解説!』
キッチンのリフォーム費用を左右する要因とは?
概ね古民家のキッチンリフォームを行う場合には、先の「150~300万円の相場感」でリフォームが可能ですが、以下の3つケースに当てはまる場合には、見積金額が跳ね上がってしまうこともあります。
そのため、まずは古民家のキッチンリフォームを行うにあたって、「どういったシチュエーションの場合に、価格が大きく左右するのか?」を抑えておきましょう。
キッチン周りの追加工事が必要な場合
古民家のキッチンリフォームを行う場合、リフォーム費用は「現状のキッチン構造」によっても大きく変わります。
例えば「木造構造の古民家キッチン」であれば、リフォームにあたり耐震性を向上させるための補強工事が必要となりますし、土壁づくりの場合は、壁の補修や防湿対策が重要となる場合があります。
このように、そもそも建物として「どんな材質で・どのようなキッチン構造になっているか?」によって、具体的なリフォーム内容や費用感が異なってくることを覚えておきましょう。
最新のキッチン設備を導入する場合
当然ですが、キッチンリフォームを行う場合、高品質な設備を選べばその分だけリフォーム費用も高くなってしまいます。
例えば、ガスタイプのものではなくIHコンロ(クッキングヒーター)にしたり、節水型の水栓、汚れが付きづらいシンクや食器洗い乾燥機などが挙げられますね。これらはキッチンでの作業をより効率的に、より利便性が高いものにしてくれる反面、リフォーム費用が嵩んでしまうケースの典型例でもあります。
しかしIHコンロや節水型シンクなどは光熱費の節約にも繋がるため、一概に「高いキッチンは避けた方がいい!」というわけでもありません。そのため、最新のキッチンを検討されている場合には、デザイン性や機能性だけで判断するのではなく、「水道代や光熱費など、節約につながるものなのか?」を導入判断に加えるとよいでしょう。
リフォーム関連の補助金を活用する場合
キッチンだけに限らず、リフォームは国や地方自治体からの補助金を受け取れる場合があります。(条件などにもよりますが…)
そのため、古民家orキッチンに限らず、今後リフォームを検討されている場合には、自治体(県・市)の補助金ページを確認して、「そもそも使えそうな補助金・助成金があるか?」、「補助金があるのであれば、申請方法・申請期限は?」、「具体的にいくらぐらい補助が出るのか?」などを事前に確認したうえで、検討を進めるとよいでしょう。
もちろん現在公募中の補助金・助成金情報については、リフォーム会社側も把握していますので、見積や初回相談時には「使えそうな補助金があるか?」というのを確認しておくのが理想ですね。
キッチンリフォームの完了までにかかる期間は?
古民家キッチンの場合には、リフォーム規模や具体的な工事箇所などによって左右しますが、一般的には2週間から1ヶ月程度が目安になるケースがほとんどです。
ただ場合によっては、上記の範囲を大きく超えてしまうケースもあるため、以下にて「工事期間が大きく伸びてしまうケース」をご紹介します。
耐震補強工事が必要な場合
当然ですが、古民家の場合ですと、築年数が古いわけですから、その分耐震性が基準よりも低くなっている場合が考えられます。
そういった場合には、リフォーム時にキッチン周りの耐震補強工事が必要となるのですが、耐震補強工事が必要な場合には、純粋に「キッチンを載せ替えるだけ~」ではなく、基礎や柱、梁など、「リフォームのための補強工事」が必要となってしまいます。
こういった耐震補強工事が必要な場合には、その分工事規模も大きくなってしまうため、工事期間が大幅に延びてしまう場合もあります。
配管工事が必要な場合
こちらも古民家のキッチンリフォームならでは…ですが、場合によっては古い配管の交換や新しい配管の設置が必要になる場合があります。
もちろんこれも、お家によっては不要な場合もありますが、これらの交換・設置が必要な場合には工事期間が伸びてしまう可能性があると覚えておきましょう。
オーダーメイド設備を取り付ける場合
当然ですが、既製品ではなくオーダーメイドやセミオーダーのキッチン設備を導入する場合には、その製作期間も要するため、その分工事期間が長くなってしまいます。
またオーダーメイド・セミオーダーの設備を導入される場合には、リフォーム業者側も普段と設置が異なるため、場合によっては取り付けに時間を要する場合もあります。これによって数週間も工期がズレこむケースはほとんどないと思いますが、最低限「既製品以外を導入される場合は、工期が通常より伸びる場合がある」と覚えておくとよいでしょう。
古民家のキッチンをリフォームする際に気を付けることは?
古民家のキッチンリフォームを行う場合、以下の3点に気を付けておきましょう。
「リフォームの目的」・「優先順位」を明確にしよう!
当然ですが、リフォームは「デザインも機能面も…」とこだわり始めると、費用だけ膨らんでしまい、収拾がつかなくなってしまいます。
そのため、リフォームを依頼する際には、その前準備として「そもそもなぜリフォームしたいのか?」をしっかり見直し、リフォームの目的や優先順位を整理しておくことが大切です。
例えば
- ①キッチンの導線を何とかしたい
- ②収納スペースを増やしたい
- ③デザインを一新したい
など、具体的なリフォームを検討するに至った要因(要望)を優先度順でリストアップしておくことで、お見積り時にもより詳細な見積りがもらえるだけでなく、「あれもこれも…」と費用がドンドン膨れ上がってしまうのを防ぐことにもつながります。
特にキッチンリフォームは、毎日使う設備ですし、リビングの主役にもなる存在ですから、「こだわる部分はこだわって、こだわらない部分はこだわらない…」と、線引きを明確にするためにも前もってしっかり検討しておきましょう。
見積もり前に、「予算」を明確にしよう!
先述の通り、古民家キッチンのリフォームには、様々な費用が生じるわけですが、その費用にも耐震補強などの「リフォームを行うにあたって必須」というものもあれば、「費用をかけれたら理想…」というようなものもあります。
そのため、リフォーム会社との打ち合わせの際には「最低限マストで対応しないといけないもの」と「デザインや機能性を踏まえたら導入が理想」というような要素をしっかり選別してもらうためにも、先に予算感を伝え、その範囲内でのプランを提案してもらうとよいでしょう。
水回りをまとめてリフォームすることで安く施工できる方法については、ぜひ下記記事もあわせてご覧ください!
関連記事:『水回り4点セットのリフォーム費用や相場、補助金・助成金を解説!』
契約内容は、しっかり時間を取って確認しよう!
当然ですが、リフォームは安い買い物ではありませんから、契約時には万が一に備えてしっかり契約内容を確認するようにしましょう。
対面で契約を行うケースがほとんどだと思いますが、その際はお互いのためにも、
- 追加費用が発生しそうなときは事前に報告がもらえますか?
- 工事期間はどのぐらいですか?
- 工事後、不具合があったら対応してもらえますか?
など、不安に思った内容があればしっかり時間を取って確認するのをお勧めします。
キッチンをはじめとする「水廻り」は、生活において大切なインフラ設備となるため、リフォーム会社側とのやり取りを怠ることなく、しっかり納得できるまで確認しましょう!
キッチンリフォームでよくある質問は?
Q: キッチンリフォームの際に注意すべきポイントは何ですか?
キッチンリフォームの際に注意すべきポイントは、予算設定、間取りや機能性の検討、選択する設備・素材の品質、リフォーム業者の選定、施工スケジュールの確認などです。
Q: キッチンリフォームのための補助金や助成金はありますか?
一部の自治体では、キッチンリフォームに対して補助金や助成金が支給されることがあります。条件や申請方法は自治体によって異なるため、詳細はお住まいの自治体のホームページや窓口で確認してください。
キッチンリフォームで使える補助金・助成金については、下記記事もあわせてご覧ください!
関連記事:『【岐阜市】住宅リフォームで使える補助金・助成金制度について詳しく解説!』
Q: キッチンリフォームの際、どのような機能を追加すべきですか?
追加すべき機能は、ご家庭のライフスタイルやニーズに応じて異なります。一般的には、収納スペースの充実、作業スペースの確保、IHクッキングヒーターや食洗機の導入などが考えられます。
Q: キッチンリフォーム後のメンテナンスはどのように行うべきですか?
キッチンリフォーム後のメンテナンスは、定期的な清掃、換気扇や排水口の掃除、水回りの点検、キッチン設備の取り扱い方法やメンテナンス方法の確認、故障があれば早めに修理を依頼することなどが重要です。
Q: キッチンリフォームでエコに配慮する方法は何ですか?
キッチンリフォームでエコに配慮する方法は、エコ対応の設備や素材の選択(例:IHクッキングヒーター、節水型の水栓)、断熱性能の向上、LED照明の導入、自然光や風を活用する設計などがあります。これらの方法は、省エネルギーや節水効果を期待できます。
キッチンリフォームで、新しい古民家ライフを実現!
近年では、古民家の魅力を活かしながら現代のライフスタイルに合わせたリフォームを行う方が増えてきています。
これから古民家リフォームを計画されている方はもちろん、古民家での新しい暮らしに憧れをお持ちの方も、ぜひ一度ご相談ください。
岐阜県(岐阜市・各務原市・大垣市)で古民家キッチンのリフォームなら、当社にお任せください!
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